本堂の150枚以上ある畳を、全て張り替えることができました。
見た目も青々として、い草の良い香りが2階の本堂だけでなく1階の玄関まで漂っています。
今までなかなか踏み切れなかった畳の全面張り替えを実現できたのには理由があります。実は昨秋、ご逝去された檀家さんが、お亡くなりになる少し前に本堂にいらっしゃいました。その時に本堂の畳の傷み具合を見て、「なんとかならないかな」とおっしゃったそうです。ご逝去されたのち、そのことが奥様の心に残っており、ご主人の一周忌の供養として、畳の修繕のための費用を寄付してくださいました。大変ありがたく、心より感謝いたしております。
また、150枚以上の畳の張り替えを一人で引き受けてくださった「音羽畳工業所」さんには、無理を言って工場での畳の張り替えも見学させて頂きました。貴重な経験をありがとうございました。
皆様がお寺にお越しの際は、是非本堂にも来ていただいて、張りの復活した新しい青畳の上を歩いて頂くことをお勧めします。
大階段を登り降りして運ばれる畳
新しい畳(奥)と古い畳(手前)
畳の張り替えの様子(音羽畳工業所)